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写生会でのデジカメ利用法

 

森竹高裕


秋に「校内絵を描く会」がありました。今年のテーマは「水」なので、由比港(桜エビの水揚げで有名)と淡島マリンパーク(イルカやアシカのショー・水族館)に下見へ行きました。

由比港での船は、絵になりそうなのですが、淡島マリンパークは絵にするのが難しそうです。イルカやアシカが中央にデーンと来てステージだけの絵になりそうな予感がするのです。どうやったら絵になるかなとデジカメを使って遊んでみました。

1.てあたりしだいに撮影する。
2.撮影したものの中で、構図のよさそうな写真を選び、パソコンに転送する
3.「バーチャルペインター」というソフトを使って、写真を水彩画風に変換する。
4.写真を絵画調に変換しただけでは、絵にならないので、一緒に撮った人やイルカなどをコラージュして貼りつける。

 ※ バーチャルペインターは水彩画の他に、パステル・色鉛筆・油絵・ガッシュなどにも変換できます。
シェアウェアで「窓の森」でダウンロードできると思います。
   http://www.forest.impress.co.jp/


やってみた感想です。
・山の色づけが見えてきました。これまでボクにとっては難しい山の色塗りがわかりそうです。「ああ、こうやって色をつけると山らしく見えるのだな」といいヒントになります。

・同系色の使いかた。海は青ですが同じ色で全てを塗っては平坦になってしまいます。どのような青をどんな具合で使えばいいのかが分かりました。

・構図。写真を撮るときに「いいな」と思った構図は、絵にしたときにも「いいな」という感じがしました。

・海や山の色に対してアクセントになる色は何か。青の中に映える色、小さいけれど注目させたいものには何色を使うといいかがわかりました。

・本物にはかなはない。バーチャルペインターは所詮バーチャル(仮想)なものです。やはり本物の絵にはかないません。絵はボタン一つを押せばできるようなお手軽なものではないと思います。子どもの思い、感動を一枚の絵の中にどう凝縮させるのか、それが最も難しく、教師の腕の見せどころだと思いました。

遊びとしてはとってもおもしろかったです。色をつけるときになって困った子がいたら、この絵を見せてもいいかな?と思っています。

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